持病や障がいが理由で歯医者へ通えない方へ
「安心」と「安全」を心掛けた
丁寧な治療を行っています
「患者さんのぺース」に合わせて治療を行います
当院では、障がいをお持ちの方向けの診療や、持病などで通院が難しい方向けの訪問歯科を行っています。
お口のケアがしっかりできなければ、口腔内のトラブルが起きやすくなってしまいます。そうすると、次のような問題が起こります。
●「歯周病」により全身疾患のリスクが高まる
●「誤嚥性肺炎」のリスク像
●「食事の偏り」による栄養不足
●しっかり「噛めない」ことによる認知症のリスク増
これらを回避するために、当院が行っている対応についてご紹介します。
当院が行う障がい者向け診療の「特徴」
障がいをお持ちの方は、歯医者へ通院するのが難しいため、お口や歯にトラブルが生じても、長期間、放置してしまう傾向があります。さまざまな事情がありますが、次のような理由をよく耳にします。
●痛みを周囲にうまく伝えられない
●診察室に入っても静かに治療を受けるのが難しい
●待合室や診療室で大声を発してしまい、歯医者に行きづらい
●治療を受けるための姿勢をうまく取れない
どれも深い悩みです。このような状態の方でも適切な対応をすることで治療は可能になります。
知的障害・精神障害の方
歯医者では、長く口を開けたり、治療内容によってはドリルで歯を削られたり、五感に強い刺激が伝わる場面があります。障がいをお持ちの方は、こうした強い刺激を苦手とする人が多く、ストレスを感じやすいです。当院では、いきなり治療をするのではなく、まずは医院の雰囲気に慣れ、信頼関係を築くことから始めます。
身体障がい者の方
当院はバリアフリーになっているため、身体が不自由な患者さんでも車いすのまま受付、待合室、診察室まで入室できます。広々とした設計ですので、付き添いの方の負担もほとんどありません。
当院が行う訪問歯科の「特徴」
持病やお身体の状態によっては「歯医者に行きたくても行けない」方もいらっしゃいます。そのような方には、当院の専門スタッフがご自宅/施設にお伺いし治療をする「訪問歯科」を実施します。
特徴1訪問歯科医療に「精通」した担当者
訪問歯科診療は、単に歯科治療の知識や技術だけではなく、身体が不自由な方などの診療を行うため、特別な知識や技術、経験が求められます。
通院が困難なため、一般の方たちよりも虫歯や歯周病のリスクが高くなりがちです。当院では、これらも考慮して診察・診療を進めて参ります。
特徴2誤嚥性肺炎を起こさないために
通常、飲食物は食道を通り胃へと運ばれますが、食道と気管が分かれる点で、飲食物が間違って気管に入ることがあります。これを誤嚥(ごえん)と言います。
健康な状態であれば誤嚥してもせき込みで終わることが多いですが、飲食物が肺に入る際に口内の細菌も一緒に入ると、誤嚥性肺炎を発症するリスクがあります。特に高齢者では誤嚥が起こりやすく、免疫力が低下しているため誤嚥性肺炎になる可能性が高くなります。
誤嚥性肺炎は一度発症すると再発しやすく、肺に入った細菌が薬剤耐性を持つことで治療が困難になり、命に関わる病気に至ることもあります。
当院の訪問診療では、誤嚥を防ぎやすい飲み込み方のトレーニングと、誤嚥しても肺炎に至らないよう口内細菌を管理していきます。
コラムご存じですか?歯周病は「全身疾患」に関係しています
歯周病は進行すると、歯を支える顎の骨を溶かし、最終的には抜歯になる可能性が高くなります。
この歯周病について、近年では、「全身疾患に対するリスクがある」という研究結果まで報告されています。具体的には下記の図のような病気に関連との指摘がされています。
上記の他に、最近注目されているのが「菌血症」です。お口の小さな傷口から歯周病菌が体内に侵入し、全身にめぐってしまうと「菌血症」と呼ばれる状態を引き超す場合があります。そうすると、防衛反応で「血栓」ができ、脳や心臓などの重要な臓器に悪影響を与えることがあります。
特に高齢者の場合、免疫力の低下により、症状が急速に悪化することが多いため、注意が必要です。菌血症が進行すると、「肺血症」や「肺血症性ショック」などを引き起こし、命に関わることもあります。
これらのリスクを確認した上で、当院では、訪問診療を行い、お口から患者さんの健康寿命を延ばす取り組みを行っています。
初診「個別」相談へのご案内
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。
お電話でのご予約・お問い合わせ
0120-968-831
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兵庫県明石市魚住町長坂寺287-3